『いや、うん……それはいいんだけどさ』
『授乳姿を他人に堂々と見せるってどうなの?』
『思わずあたし達のほうが慌てて男共を追い出しちゃったじゃない』
『ていうかカエデまで叩き出す必要あったの?』
『ノリよ』
『ノリか』
楽しそうだね、メイリーとハディ。
『ほらほら、マヒロのそんな行動なんて今に始まったことじゃないんだから! そろそろ行きましょ』
そこへリジュが割り込んで、どういう意味だかそう言った。
『まちかちゃあん♥ 元気に大きくなるのよ』
『がんばってね、マヒロ!』
『ありがとうね。お世話になっちゃって』
『またウィーンに行くことがあったら会おうねぇ♥ あとシュンとアッシュにもよろしく』
蹴り出されてたもんだから、ろくに挨拶なんてしていない。
またも呼び出されたユウキも蹴り出されてたときはさすがに同情したけど。
『じゃあね!』
たくさんの荷物を抱えて、メイリー達は帰って行った。
相変わらず台風のような人達だったなぁ…。
しみじみとそう感じながら、真愛の背中をぽんぽん叩いた。
「…そしてあの人戻ってこないな」
きっと捕まったんだろうな…メイリー達に。
どんまいっファイト!
かえくんに心の中でエールを送り、真愛と二人無事な帰りを待ったのだった。
「くっそあいつら……二度と来るなよ」
…ちなみに、五分後に戻ってきたかえくんはこめかみをピクピクさせながらそう呟いていた。

