喜んではみたものの、その本当の理由はなんとなくわかってる。
「きっと大学と仕事と風邪でストレス溜まりまくってんの。そこへちょうどいいカモが現れたとばかりに、とことんいじめ倒してストレス発散しようって魂胆よきっと」
こそこそっと真愛と琥珀達にだけそう教えてあげた。
…つもりだった。
「そりゃー迷惑なやつだなァ」
「まあそうかもしれないけど、アポなしで突然押しかけてくる方もなかなか迷惑だよねってまたーッΣ!? シュンこわ! いつでも現れるんですけど!」
顎を撫で撫ですんなりと入ってきたシュンに、ものすんごくびっくりした。
ドキドキ鳴る心臓を押さえながら、数歩下がった。
『んじゃーまああたし達行くわね。…ほら、アッシュ早くしなさいよ』
『え、俺行くの?』
『当たり前でしょー? それともなぁに、か弱いレディだけで行かせようっての?』
『かよわいれでぃー……どこ?』
『いっぺん死なんかい!!』
…ごめん。
アッシュに同意。
『シュンも早く!』
『おいおい俺もかい』
ハディに声をかけられたシュンは、アッシュとは違ってとても大人な対応をし、肩をすくめてついていった。
「…もしかしたらかえくんより大人なんじゃないかしら…」
「なんか言ったか」
「真愛たんかわゆい♥」

