秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


そんな真裕に怒りの色を感じ、しまったと思った。


「その様子だと、もうこれから帰るみたいね?」


「あー……そう見えるか?」


「見えます。ちなみに野木さんに車を頼んだら、『ちょうどこれからお迎えに上がるところでした』…って言われましたけど?」


「……へぇ」


「あなた昨日、今日は夕方までって言ったわね。今何時?」


仁王立ちで迫ってくる真裕に、思わずたじろいだ。


「な・ん・じ?」


「…一時?」


「そうね一時ね。一時って夕方だったの? いつから? なに、あなたの中では一時は夕方だと? あなたこれからどこ行くつもりだったのっっ!」


…最終的にキレて怒鳴った。

こう本気な真裕は久しぶりだ。


「お、奥さん…?」

「藤峰真裕…?」

「てか…つ、強い」


「まひ…」


「言い訳しないッ」


「何も言ってねぇΣ」


「昨日から体調悪かったんでしょ。伏線張ってたんでしょ。行かせるかッ」


ギラッと睨むとそう言い、俺の手首をつかんだ。


「あのっ…お、奥様ですか?」


「え? …誰?」


「気付かれてなかったΣ!」