……さて。
「くぉら」
「にゃんっ」
「はたいたΣ!?」
「助けたかと思ったら女の子の頭はたいたΣ!」
「行動が謎すぎるΣ」
当然だ。
こいつなんでこんなところに…。
「いたいぃぃ~……」
「しかも泣かした!」
「ユウキーッ! かえくんが怒るぅっ」
「当たり前だろ…あんたなんでこんなとこいんだよ」
「え!? 知り合い?」
「…え、てか待って。今『かえくん』て…?」
混乱する連中をよそに、涙目で俺を見上げる真裕は、ごそごそとポケットを漁り…。
「だって…これ」
…差し出したのは、俺の携帯だった。
「……」
自分のポケットを漁ってみても、当然ない。
マジか…忘れてたのか。
しかも今の今までそれに気付かなかったって…。
「……ところであなた」
「…え"」
そして急に、声色と表情と態度と…目付きも口調も。
すべてがガラッと変わった。

