秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


しかも察するに、なんの説明文もなく写真のみを送りつけたらしい。

シュンのなんとも冷めた「おめでとさん」の一言以外は、すべて事実確認だった。


「あのさ…せめて一言添えようよ」


「添えたところで結果は同じだろ。こうなってるって」


「いやまあそうだけどさ」


えー…ここは事実報告をしといたほうがいいのかな?

あ、でもさっき父様が自慢してたしな…。

それに対して集会的なことをするみたいなこと言ってたしな…。


「まいっか♥」


「あんたらがそんなだから俺が教えてやったんだよ」


「あら。かえくんたらいつの間にか電話切っちゃって」


電源ごと切ったのか、それ以降鳴る気配はない。

彼らしい冷酷な行為だ。うん。


「冷酷だとコラ」


「いやーんパパがママをいじめるぅ」


はー…♥

いつかはかえくんもパパって呼ばれて、あたしもママって呼ばれるようになるんだ。


「……えへへへへへへ」

「あんまその声聞かせてやんなよ」

「いや失礼かΣ」

「真愛たぁーん♥かわゆいかわゆい僕の孫♥」

「んえっ…」

「起こすなァッ!」

「じゃ、俺戻る」

「お前も咬みつくなって」



……こうして、あたしの妊婦生活は幕を閉じ…そして、お母さん生活が始まるのだった。