「いや、お前はなんともよく泣く子だったぞ。私も真琴もそれはまー睡眠不足が続いたもんだ」
「……」
…そう。
きっとかえくんに似たのね。
もう寝てしまっているんじゃないかって真愛を抱いたまま、そうっとベッドに腰掛けた。
実は腰回りが痛い。
「あどっこいしょっと」
「……」
――ピリリリリッ
「ん?」
あ…そういえばメール来てたんだっけ。
また新たに?
そう思って、片手を伸ばして携帯を取り、そのメールの数に一旦置いた。
「……ん?」
そしてもう一度覗き込み……。
「…え、この十数分ほどで十二件…?」
なに? なにがあったの?
ドキドキしながら開いていくと、それは全部メイリー達からのもので。
『さっきユウキからなんか赤ちゃんの写真送られてきたんだけどなに!? まさか生まれたの?』
『赤ちゃん産まれたの!? 電話しても大丈夫?』
『おめでとさーん』
『マヒロ今のなに!? この子、あなた達の?』
……ああ、みんなに送ったんだね、あの写真…。

