「どうぞー。かわゆいかわゆい女の子!」
「ほんと!?」
どうぞと言われ、騒々しく飛び込んできたお義父さんはまたも騒々しく叫んだ。
「うううっ…」
「おめでとおございますおめでとおございます」
そして、おっさん二人でなぜか号泣しだした。
「んにゃあっんにゃー…」
「泣いてるううぅぅ」
「泣いてますねえぇぇ」
「いや、あんたらもな」
「真裕や真裕や頑張ったねーいい子だったねー」
いや、いい子って…仮にも子供産んだ後に言うセリフじゃねえな。
「あれ? まおたーん?」
「ん?」
ああ…。
力尽きたか。
涙をダーダーと流しながらお義父さんが声をかけたときにはもう、真裕は眠りに落ちていた。
「ふふふ。じゃあ僕は色々と二人の処置やなんかがあるから、お二人は休んでいてください。楓くんもずっと寝てないわけだしね」
そう言われ、一旦部屋を出ることになった。
「…おめでとう楓くん。これからも真裕を頼むよ。そして…子供も」
「……はい」

