秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


――楓サイド――


「んー…ふえっ…」


「真裕ちゃん真裕ちゃん、もうちょっとだから泣かないで!」


みわ先生が来てからもう丸一日以上。

今朝方あたりから、真裕はもうキレることもせずずっと半泣き状態だった。


「はあ…っ…」


俺はといえば…なにもできず、ただ時々しがみついてくる真裕の背中を撫で続けた。

まあ、最初のほうは少しでも触れるだけでキレられたもんだが…。


「大丈夫大丈夫。この調子ならね、お腹切らないでいられるよ」


「んー……っふ…」


肩で息をしながら眉をしかめる真裕を見ていると、動揺しそうになる。


本当に大丈夫だろうかとか。

こういうとき、本当に男はなにもできないんだなと妙に納得したりとか。



そして。


「さあ真裕ちゃんっくじけるなっ」


…いや、なんだよそのノリ…。


「うー…っ」


えらく体育会系になったみわ先生の妙な掛け声とともに。


「ばっちこーいっ!」

「いやいやなにがΣ」



――んにゃあーっ…



「勝ったーッ」

「いやなににΣ」


……俺達の娘は、生まれてきた。