秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


ニヤニヤしながら言ってきた結美に言い返し、そのまま立ち上がった。


「もー結美ちゃんたら……じゃあねユウキくん」


「明日も来いよー」


「いや俺別に休んだことないだろ」


それはあれだ。

今度楓に言え。


……ああ、毎日言ってたな。


「いや、言う相手がいないから代わりに…」


わけの分からないことを言う春樹を背にし、教室をあとにした。


あ…野木さん来てくれてるかな…。

真裕はああだし、楓はいないし……忘れられてたりして。



「お帰りなさいませユウキ様」


「あ……すいませんΣ」


「は?」


「あ、いや…」


いつも車が止まっているあたりで考えていると、ちょどいいタイミングで野木さんに頭を下げられ、吃驚するとともになんとなく申し訳なく感じた。


「どうぞ」


「どうも…」


後部座席のドアを開けて促され、ぎこちなく乗り込んだ。

どうにも、この扱いには慣れない。



そしてそれから車に揺られながら、帰ったらもしかして一人増えてんのかな…なんて想像をした。