「今日中にお生まれになるか、怪しいそうですわ」
「今日中って……まだ夕方なのに?」
「はい…」
マジでか…。
そんなもんなのか?
思わず眉をしかめながら、もう一度部屋の扉を見つめた。
『もーっ!』
…すでに半泣きじゃん…。
八つ当たりしまくる真裕の姿が目に浮かぶようだった。
「あっそれでは申し訳ありませんが失礼いたしますね」
「ああ、はい」
坂本さんもなんかいろいろ忙しいんだろう。
慌ただしく駆けて行った。
「……」
あいつらが親にねえ……。
「…二人して似合わね-の」
若干一名到底親とは思えないアホっぷりだし、もう一人はそのカリスマ性スター性のせいか、どうにも人の親という感じがしない。
これも一つの慣れかもしれないけど、俺はしばらく受け入れられそうにないな。
―ガンッ
「Σ」
……とりあえず部屋戻ろう…。

