秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


そう宣言するや否や、あっという間に去って行った真裕父。

俺はといえば、なんのことやらさっぱり分からない状態。


「安産祈願…?」


……あ。

もしかして…。


その言葉とここの人達の様子から一つの可能性に思い当たった。


「生まれんのかな…」


たぶん、そうだろうな。

そういえば見覚えのない車が来客用の駐車場に止まってたし…たぶんドクターだろうな。


「つーかほんとに行ったのか? 祈願に…」


どこ行くつもりだろう。


どうでもいいことを考えながら、とりあえず部屋に戻ることにした。


―カーンッ


「え"」


『あーっ真裕ちゃん! それ投げちゃったの!?』


『触んないでよッ!』


「……」


いや…何が起きてんだよこの部屋…。


ちょうど部屋の前を通った時にそんな音と声が響き、思わず一歩離れた。


「あらっユウキ様。先ほどは失礼いたしました。なにかお召し上がりになられますか?」


「あ、いえ…大丈夫です。それより真裕…」


「はい。四時間ほど前に先生がいらして…」


四時間も?

……って…長いのか短いのか…。