秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


さも当たり前のような顔をして、真裕はこう続けた。


「だってユウキの兄上の話なんだから、関係なくはないでしょ?」


「……は?」


…突っ込みどころは死ぬほどあった。


“兄上”って…なんていうどうでもいいものとか。

あいつ兄貴いたのか?という根本的なものとか。

そもそも何の話なんだという、漠然としたものとか。


「……は?」


何から言っていいか分からず、とりあえずもう一度そう呟いた。


「え?」


しかもこいつの反応からすると、俺が分かっていないことを本気で分かっていない。

また、言ったつもりでいるだけなのか、はたまた初めから知っているものと思い込んでいるのか…。

知らんが、いずれにせよ俺は知らん。


「とりあえず何の話だ?」


「…え? なにが…?」


「すべてだバカ」


「ばっ……!! ばかって言われ…!?」


「んなこたどうでもいいんだよバカ」


「またΣ!?」


「まずあいつ兄貴いたのか?」


「え…あ、ああ…そうらしいよ。…かえくん知らなかったの?」


「知らねえよ。…でその兄貴がなにに関係あるって?」


それを聞いた後、思わず聞かなきゃよかったと…そう思ってしまうほどに、その“関係”とやらは面倒かつ信じがたいものだった。




「だからぁ、この間の黒幕の正体がユウキのお兄様だっていう…ねえ?」




「……あ?」