「なんてことかしら…!! この人、我が子の誕生する日をどうでもいいって…! そんな人だったのねっ!?」
「ちょっと待ていつからそんな話になったΣ」
確かに聞いてなかった。
いつの間にか話がすり替わっていたことなんか知らん。
「んー名前かあ。全然考えてなかったよねー。きゃはっ」
「普通はあれだけ買いまくる前に、多少は考えるがな」
「責任転嫁…?」
「どこがどのようにΣ!」
まずそれは俺の責任だったのかってとこから聞かせてもらおうか。
「そんなことよりかえくん明日おうちにいる?」
「“そんなこと”で済ませられるなら人を責めるなΣ」
「ねえー」
「ハア…。明日は大学」
思わず額に手を当てながら答えると、想定外の言葉が返ってきた。
「じゃあユウキもなのね…」
「あ? ああ…」
正直、寂しがって嫌がる言葉じゃないことに驚いた。
それもなぜユウキのやつがここへ出てくるんだろうか。
ここ最近で初めてと言えるほどの真面目な表情をする真裕を凝視した。
「父様今日こそはユウキのとこ行くかもね」
「なんでアイツ?」
「え? だって…」

