秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「…我ながらよくついていってるなと感心する」


「旦那さんが『俺についてこいッ』って言うもんなんじゃないの?」


「会話と思考にだバカ」


そんなに難しいことじゃないと思うなー。

だって夫婦❤だから?

通じ合うものだと思うの…!


「浸ってるとこ悪いなまおや」


「い、いつの間に…」


「あらやだ父様じゃないの」


あたしが目をキラキラさせていると、それを台無しにする声が聞こえ…振り向くと、案の定父様の顔。

「相変わらず神出鬼没だな…」と呟くかえくんに、密かにあたしも同意だ。

扉が開いた音も聞こえなかった…。


「で…どうしたの?」


いつもなら、突然出てきた父様にこんなことは聞かない。

だけど…表情が、違った。

いつもの、“あたしの父様”じゃなかった。

世界が知る…“藤峰洋平”の顔をしている。


瞬時に、なにかあったと悟った。

そしてそれは、かえくんも同じなようだった。


「実はな…お前に報告しなければならんことがある」


「うん…?」


そう言って、あたしの左腕をゆっくりと指差す父様。

思わずそこへ視線を落とした。


「その、怪我」


…そして次に、かえくんを見つめ。


「君の体中に残る傷跡」