秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


『ぐすん』


「大丈夫だっつーのに。もう泣くなよ?」


『うんー…』


「それから、暖かくてもそのままの格好で出るなよ。ちゃんと羽織れ。涙拭けよ。携帯忘れんな? 財布もだぞ。あと琥珀も忘れんなよ。いいな?」


『はぁい』


「よし。行っておいで」


『うんっ。…琥珀大丈夫? おいでー…』


琥珀に話しかける声が聞こえながら、電話は切れた。

早めに帰ったほうがいいな…今日は。

……今日もか。


「ねえ、本当に今の奥さんなの…? なんか…バカにしてるか子ども扱い…」


「間違いないな」


「え、そうなの?Σ」


「真裕なんて?」


「琥珀が怪我したとかで泣きついてきた」


「怪我って…」


「机から滑り落ちたときにぶつけただけらしいから、まあ大丈夫だ。…死にゃしねえ」


「冷たいΣ なんか冷たいΣ」


「春樹…あんたって突っ込み好きだねぇ」