秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


珍しく真裕から電話。

朝から電話してくることはねえのにな…。

その瞬間にそいつらのことなどどうでもよくなった。


『かえくんかえくんどうしよう~っ!』


「だから琥珀がなんだって?」


『うえーんっ…痛いー。琥珀が足痛いってー』


「足?」


…足痛い…って…いや、お前言葉が分かるわけじゃあるまいし。

思わずそう言いそうになった。


『さっき滑り落ちたの! そしたら座り込んじゃって、足に触ると痛がるの! あーんかえくん~っ』


「分かったから泣くな。野木さんに頼んで病院連れてってもらいな?」


「ねえユウキ、電話の相手さあ、もしかして奥さん?」


「うん」


「へえ…ああいう顔とか声、できるんだ」


「なんか違うか?」


「ぜんぜん違うわ。優しいっていうか」


「まあ…あいつ、真裕に溺れきってるもん」


「ええーっ。女に溺れるタイプには見えない!」


「おい外野。うるせぇ」


「すいません!Σ」


人が電話してる真側でごちゃごちゃと…。

じろっと睨みつけながら言うと、全員黙った。


「…ねえほら。ぜんぜん違う」


「…まあ…な」