秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


―――……


「あっ。星野楓来たー」

「いや、来ないほうがどうかと思うよ…?」

「来なさそうじゃん」

「確かに…」


「……」


この日本人の三人組。

俺がここに来た次の日から、恐る恐る近づいてきた。

理由、「日本人だから」だそうだ。

「星野楓だから」と言わなかっただけマシだと思うようにし、なおかつ無視を決め込んでいる。


「ていうか結美ちゃん、あんまり星野楓星野楓連呼しないほうが…」


「だって星野楓だし…」


「いやっでも藤峰家の人だよ?」


最近言われるようになったこれ。

「藤峰家の人」。

なによりもまずそれが立つようになった。

やっぱり雲の上…というか、別世界の人間のように感じるものらしい。


「…あのー…。星野楓って言わないほうがいい? 藤峰楓って言った方が…」


「そういう問題じゃないΣ! そういう問題じゃないよ結美ちゃんΣ」


「……」


いや…俺は一体どうすりゃいいんだよ。


「いや、すまん。無視しといてくれ」


「どうした? …は? ああ…」


「無視したΣ! 俺の言葉からして無視したΣ! 電話しとるΣ!」