「あーでも、それはそれで…いや、でも…」
着替えようとする俺をじろじろと見まわしながらぶつぶつ呟く真裕。
懸命に首を傾げている。
「…まー…どんな格好しようと結局はかっこいいんだから、うん! なんでもいいや❤」
「……」
どういう解決法を…。
思わず笑いそうになった。
「……行っちゃうのー?」
「ん」
「…まだ六時かもよ!」
「かもてΣ」
心の底から不満そうだが仕方がない。
「大人しくしてろよ」
「はー…い…」
不満げに突き出した唇に軽く触れて、梨音を押し付けて部屋を出た。
「やれやれ…」
「朝っぱらからお疲れで」
「…なんだお前」
「それはなんだ。冗談か? キレてんのか?」
「どっちでもない」
「なんだよそりゃあ」
何かってーと、朝っぱらからお前なんかと学校なんぞに行かなきゃならねえってのが一番の問題だこの野郎。

