秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


おおうっ。

ピキッて…! ピキッてなんか筋が…!


「ご、ごめんなさい…?」


「本気で言いやがったら承知しねぇぞこら」


「だってね…?」


「あ?」


「だって……」


「…?」


…そう。だって。


「暇なんだも…!」


「結局それか!Σ」


ゆったりした時間は好きよ。

あったかい中木陰でのんびりして…可愛い愛犬達が遊んでるのをのほほんと見て。

時々生まれてくる子を想像してお腹を撫でるの。

そしたら答えるように動いてくれるのよ。

そんな時間は好き。

隣には愛する人がいてさ、ちらっと見たらそれはもう美形なの。

幸せだと思う。


「けど! ゆったりした時間も過ぎればただの退屈! 暇! ここんとこ毎日のようにこんな日々だわ」


「いいことじゃねぇか平和で」


「そうね平和はいいわ。平凡も素敵なことよ。でも人間ってよくばりじゃない? 平凡なら平凡で、非凡を求めるものだわよ」


「わがままだな」


「そうよ。人間はわがままな生き物なのよ」


「お前がだよ」


「あたしか!」


知らなかった!