秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「だいたいなあ」


「わかったわかった。はい。これあげるから」


「いるかΣ」


飴…。


「えー…じゃあかえくんあげる」


「いらん」


「じゃあ……まおが食べる!」


「そうしろ」


「そうする!」


なんなんだ結局。


思わず笑いそうになるのを必死にこらえた。

…つもりだったが、少しだけ笑ったかもしれない。

真裕が妙に嬉しそうな顔をしてこっちを見ていた。


「じゃああたしあっちの部屋に行ってるからね」


「ん? ああ」


「おいで琥珀」


買ったものと琥珀を持って、真裕は子供部屋にすると言われたもはや物置き部屋に行った。


「……」


「……」


「……あいつやっぱあんたの女だな」


「…それはお前、今どういう意味で言った」