んー…?
なぜここでユウキが出てきて…。
「あー…大学…」
「…?」
「……いや、やっぱめんどくせぇしなんでもな…」
「言いかけてやめるとかまお泣いちゃう!」
「……」
あたしを見たり窓を見たりしているかえくんは、言いづらいというより言いたくなさそうな感じだ。
どっちかっていうと、あたしより自分自身に都合の悪いことなのかもしれない。
「ユウキの大学……に、行くわけ?」
「Σ」
「……え、マジで!?Σ」
「……」
「……」
えっと…。
「…え?」
「いや、まあ…だからー…」
「んっと…なんで?」
「俺が聞きたいわΣ」
ていうかそれをなんで父様に言われて…。
いや、てか大学ってアンタ今さら…。
あ、まあそういえば確かにまだ学生の歳だけど…。
あたし、混乱。
目もくるくる回っちゃう。

