「恭ちゃん、本当に王子様みたいで、かっこよかった…っ!」 目の前では何を思ってか、惚ける三人。 そして、思い出したかのように。 「あ、佐藤さんはお姫様みたいで、二人お似合いだったよっ!」 いやいや、そんなこと聞いてませんから。 どうでもいいし、できれば聞きたくありませんでしたから。 「ってか、恭ちゃんの人気また上がったよね!生徒をあんな一生懸命に心配してくれる先生いないもん!」 その他の二人は、うんうん!と頷く。