ピアスに触れると、頭の中を先生が占領しだす。 鮮明に思い出すのは、過ごした日々の記憶で。 私の心臓は、これでもかと言うほど、居場所を主張する。 そもそも、恋をしないと決め、彼を思い出せば、恋をしたくなくなるだろうとつけ始めたのに。 今では逆効果で。 私が、まだ先生のことを好きなことを思い知らされるばかり。 そして、思い出しては、もっと好きになっていくような気がして。 机の引き出しの奥にしまった。