彼女は一瞬、何か言おうとためらったようだったけど、わたしの申し出に素直に応じた。 冬休み前にあったことを、責め立てなんてしない。 結婚前の恋人によくあるって言う、マリッジブルー的なやつだったんだろう。 あの出来事のせいで、わたしがどれだけ頭を悩ませたかなんて、今となってはどうでもいいことな訳だし。 ましてや、それは先生には全く関係ないことな訳だし。 ただ。 “嫌いな間宮先生”が“大嫌いな間宮先生”になっただけ。 ただ、それだけ。 わたしが勝手に、胸くそ悪いだけ。