「ま、また一緒の学校になれたんだ。忘れないか?」

相変わらずマイペースだと思う。

「じゃ、俺はポテチ買ってくるよ」

みのるは立ち上がり、ズボンについた汚れをはたき落とす。

「じゃね、アイス買ってきて」

「おれ、チョコサンドと肉まん2つ」

「え!?なんでだ・・・」

「めんどくさいから×2」



その日は、久し振りに盛り上がった。気が付けば日にちが変わり、あと五時間で学校にいく時間であった。





「んで達也、みのるは遅刻か?」

学園のみのるの教室ではあの教師が不満そうに口にタバコをくわえ名簿の生徒欄に2つの×印を付け足していた。みのると達也である。

「あのガキども早速遅刻なんて大した度胸じゃないか。額にガスガン撃ち込んだろか?」

ただ沈黙を守る生徒達に見せ付けるように教卓から出したモデルガンを生徒達に向けつける。殺気に満ちた目で皆を睨み付け、ボソリと呟いた。


「・・・明日から遅刻したものにはもれなく額に風穴をプレゼントだ・・・」


ひ、ひぃ

「ま、今日は無しだけど」

ふぅ


ガチャリ!


モデルガンを教卓に戻したと見せかけてまた生徒達に向け威嚇。

「私の話を聞いてなかっても撃つし、私の授業中に寝てたりもしたらもれなくあの世に近付くマッサージもしてやるから覚悟しろよな」