そして、自己紹介は
あいつの番になった。

この先私の運命を変える男。
隣の席になったのがすべての始まり。



「矢野祐希です。よろしくお願いします。」


やの・・・ゆうき・・・・。




「それぢゃ、今から清掃やけんな。前の掃除場所にいくんで」


一斉に移動が始まる。



「水野さん、一緒に行こうか」

担任の池下先生が声をかけてきてくれた。


『はい。』




先生に連れられてきたところは、
玄関だった。

「美幸ー。この子もあんたんとこ連れて行ってな」

「おーーーっ!転校生っ。行こう!!行こう!!」