「俺が李実に告られた日あったろ?」

「え…うん。」

「俺ちょー嬉しかった。
俺も李実が好きだから。」

「そ…なの?」

「うん。
まぁ、先に言われちまったってなったけど(笑)
その日俺正直ルンルンで帰ってたんだよ。
だけどな?俺が帰ってる時、
李実が男に手引っ張られながら楽しそうに
してるとこ見たんだよ…」

え…
確かあの日は…
あっ!もしかして…


「…その男って南高の制服?」

「...?あぁ。」

やっぱり…。

「それ…
いとこ。」

「え?マジ…?」

「マジ…。
その日いとこが来てて、
コンビニ着いて来てって言われて…
私歩くの遅いからトロイって言われて手引っ張られてたの。」

「マジかよー!
李実…ごめん!
俺の勘違いでいっぱい傷つけたよな…
本当ごめん。」

「いいよ。」

「まだ俺が好きか?」

「だっーいすき!」