リーシュコードにて




 いつか……栄治が、志保と愛を守り、伊太利亭を支える腕を持つその日が来たら。



 そのとき、かつての鉄平のサーフィン仲間、

栄治の義父の田浦の親父さんは、息子の栄治が、

再びその腕に相方のサーフボードを抱くことを許すだろう。



そう、玲子は、誰よりもよく知っている。



 夏は終わらないのだ。