リーシュコードにて




「……ごめんね、誠。いろんなこと、全部」



「それはお互いさまだよ。だけどさ」



 玲子の侘びの言葉に、誠は優しくうなずいた。



 そして急にきっぱりと先を続ける。



「お前と別れたときに、俺はサーフィンからも手を引くべきだった。

 だけど結局玲子に甘えて、未練がましくリーシュコードに通ってたよな。

 これだけは、俺がどうしようもなく弱かった。

 そのせいで玲子を傷つけたのなら、本当に申し訳ないと思ってる」