月夜の泪







「お前ら行くぞぉぉぉぉお!!」

「「「「おぉぉぉぉぉぉお!!!」」」」



何十人もの雄叫びとともにバイクの音が鳴り響く。


「落ちんなよ」

「誰に言ってんの」


軽い言葉を交わせば私を乗せた波留のバイクを先頭に何十もの"炎"が連なる。



「んーっ…やっぱ最高だね」

「おい、立つなよ蓮南?」


波留の言葉を無視してゆっくりと腰を浮かし立ち上がる。


「蓮南危ないだろ!!」

「大丈夫だよー」

「蓮南っ!!僕のにも乗って!!」


大雅にも注意され渋々座れば横に来た千鶴のバイクに乗り移る。


「ちゃんと掴まっててね?」

「んーっ…」


軽く返事をして千鶴の腰に手を回せば一気にバイクは加速する。

ルートも全て通り暴走は無事終了。