"海炎" は先代達から総長は秘密となっている。知られてはいけない、絶対。
しかも私は女だから余計に知られたらまずいからね、最強の族の総長が女だなんてバレたら舐められるし狙われやすい。
まあ負けたことないけど。
今まで着ていた服を脱ぎ黒いパーカーの上に赤の特攻服を羽織りフードを深く被る。
これで三代目総長 紫炎(シエン)の出来上がり。まあ目が紫だから紫炎っていう通り名が出来たんだけどね。
「…よーし、行きますかー」
部屋に戻りそう言えば皆の顔は楽しそうなものへと変わっていく。
「今日は車、バイク…どーする?」
どーしよかな…寒いんだよねバイク。
でもせっかくの暴走だしなあー…
「んー…バイクにする。でも今日は運転出来ないから誰かの後ろがいいな」
「…腕、この前の怪我?」
心配そうに眉間に皺を寄せる大雅の言うこの前の怪我は、奇襲かけてきた族の総長がナイフ持ってて少し腕を掠めたっていう事故のこと。
まあ当たってるけどさー…
今からお祭りなんだからっ
「違う、料理で失敗した」

