「…いきなりだな、で…用事は?」
「うん、パソコン借して」
今まで洋君が座っていた席に座りカシャカシャと音をたてプロフィールなどにロックを厳しくしていく。
(……一応、始末屋の方もしとこ)
念には念を…ね。
どういう流れでつくかわからないし。
「……よし、完璧…」
「ロック?何かあんのか?」
「うん…今から話すよ」
横から顔を出し質問してくる鈴夜にそれだけ言いパソコンを洋君へと返す。
「……暑い」
ぼそりと呟きヴィッグを外せば涼しい風が髪を揺らしプラチナのような髪が露になる。
「おー!!やっぱ蓮南はそれだよな」
「僕、蓮南はそっちの方が好きっ!!」
口々に言う千鶴と鈴夜に「ありがとう」と溢し微笑みソファーに腰掛ける。

