月夜の泪







「……それでいいんだよ」

「……ッッ…この話はまた今度にする」


その言葉にこれ以上の話を期待出来ず頷き静かに部屋を出る。



「……伊折…っ」


――…克(スグル)私の大切な人を殺した私が大嫌いな男。



「……絶対に守らなきゃ…」


今度は守らなきゃいけない……あの時の私は弱かった…でも絶対に海炎の皆を守らなきゃいけない。

二度と大切な人を失わない為に…


あの男は強い…そして恐ろしい。


そこまで考え煙草に火をつけ窓から煙を吐き出す。


ぼんやり空を仰げばどんよりとした曇り空に変わっている。


本当最悪な日だなぁー……