月夜の泪






あれ、私何かしたっけな?


その場が凍りつくなか一人気ままにそんな事を考えていれば普段笑わない波留が僅に肩を揺らした。


「…やっぱうちの総長は凄いな…おはよう蓮南」

「うん、おはよう」


のほほんとしたまま軽く微笑み返せば波留が隣に腰を下ろすと同時に再度扉が開く。


「大雅、道決まった?」

「あ、起きたんだ蓮南。うん、まあ大体決まったけど一応見といて」


ひらりと紙を手渡され見てみるけど特に気になるとこもないし…


「ん、これで行こっ」

「了解」


ちらりと時計を覗けばもうすぐで針が7時を指すところ。

暴走って確か―……


「何時からだっけ?」


そう言った瞬間皆の動作はピタリと止まりゆっくりと私に視線が集まる。