「お前らさ、蓮南に教わればいーじゃねえか」
「……蓮南って頭良いの?」
「俺もそれ思った」
きょとん、とした顔で洋君に聞く二人を見ながらも携帯で次の任務の事を調べる。
「お前ら馬鹿かっ!!蓮南の頭の良さは尋常じゃないからな!?大学とっくに卒業してるレベルだからな?」
「……洋君」
「あっ…悪い」
別に言っちゃいけないわけでもないけど…なんか自慢みたいで好きではないから。
「…そんなことより、私話あるんだけど…」
そう言えば皆が席についたのを確認し昨日からの話とさっきの話を伝える。
「――…っていうこと…」
話が終わり軽く息をつき煙草に火をつけ皆の言葉を待つ。
「……これは完璧に私のミスだし……本当にごめん」
沈黙のなか謝り頭を下げれば上か聞こえたのは大雅の溜息。

