「蓮南、なんか荒れてんぞ?」
「んー……少し自分に苛ついてる」
「……あんま溜め込むなよな?」
ぽんっと肩を叩かれ隣を歩く鈴夜に言われれば僅に目尻を下げこくりと頷く。
「…洋君、来たけど」
「おっ、まあ座れ……ってお前らも来たのかよ」
わざとらしく溜息を吐き皆を見ながら洋君が言えば苦笑いを溢す皆。
「まあ、今日はたいした事じゃねえんだけど一応、な…明後日から期末だからな」
なんだー…それだけか…
内心ほっとしながら何かお願いしている鈴夜と千鶴を見る。
「お願い!!僕のだけ簡単にして!!」
「いやいや、まじで俺のは簡単にしてください!!」
「人間は皆平等がいーんだよっ」
そーいや……あの二人は頭悪いんだったっけなぁー…
大雅は勿論だけど波留も意外に頭は良い。

