「なんか退屈…私上から見てる」
「任務なんだから仕方ないだろ…なんかあったらすぐ連絡しろよ」
パーティーで依頼人の近くに付き添い回るけど特に何かあるわけでもないし…あっても浬津なら平気だろうし。
とりあえず上から傍観しよーっと
「…では、私は少し外れます」
「えっ?わかったよ、でも頼んだよ?」
「はい」
依頼人にも一言だけ告げすぐに上へと移動し椅子にどかりと腰かける。
机に頬杖をつき視線は念の為、浬津たちから離さず怪しい奴がいないか探す。
(……いないなぁー…)
脅迫状なんか嘘なんじゃないのかな…こんな大勢いるなかで殺すなんてかなり難しいし…まあ殺させないけど…

