「…そうだなぁ…ドレスもいいが、銃隠しずれえよなぁ…でも、どーすっかな…」
紛れ込めるのはドレスだけど…銃を隠すことを考えればスーツ。
「…スーツでいいや」
「そーだな、浬津もスーツだろ」
それだけ言いまた部屋に戻りもそもそとスーツに着替えヴィッグを取りコンタクトも外す。
ガチャっと音をたて厳重そうなケースから銃を取りだし足に一つと胸元に一つを隠し持つ。
「んー……完璧」
軽く化粧もし再度リビングに行けば既に浬津も来ていてコーヒーを啜っていた。
「おー…、いいじゃんスーツも」
「うん、なんか新鮮」
とりあえず軽く微笑み浬津の隣に腰かければ任務の最終打ち合わせを軽くする。
「…今日の依頼者は俳優の高澤 芳明。何やら脅迫状が届いたらしくその事もあり護衛を依頼してきた…まあお前らなら平気だろ。だが油断はするな、命取りだからな」
「「了解」」
二人同時に返事をすれば立ち上がりボスに見送られ家を後にする。

