「まず俺から!!猪山 恵都(イヤマ ケイト)凛雪の幹部だ、よろしくな!!」
ぺこっと軽くお辞儀だけすれば次の男へと視線を移す。
「僕は稲塚 塁(イナツカ ルイ)同じく幹部、よろしく」
あまり不良っぽくはない黒髪の男、でも…何を考えてるか分からない、なんか昔の大雅に似てる…かも。
「……俺は鬼崎 蒼(キザキ シゲル)総長だ」
やっぱり…なんかこいつだけ違う…
「……桐島 蓮南、転校生」
それだけ言えば視線を外し時計に目をやれば少し目を瞬かせる。
「……5時…」
「…え?」
ぼそりと呟いた言葉に恵都が聞き返すがそれには答えずパッと立ち上がる。

