「よーっす…って、えぇ!?女の子がいるじゃん!!何で、えっ?えっ?」
「煩いよ恵都」
後から入ってきた二人のうち一人が驚いたのか目を見開き叫べばもう一人に睨まれうっ、と言い黙る。
「…お前誰だ」
「ああ…蒼違う、なんか平気なんだよこいつは…」
少し睨みながら蒼と呼ばれる男が言えば少し慌てながら辰樹が説明する。
それにしても…なんか違うなぁ…
普通の人とは少し違うんだよねー…会話の内容も勿論だけど…雰囲気が異様…。
まさか…
「俺らが凛雪と知らないのか?」
やっぱり…かぁ…参ったな、大雅に怒られるな、
大雅の説教を思い出し憂鬱になり内心重く溜息をはく。

