暫く沈黙のなかゴクりとココアを飲む音だけが静かな部屋に響く。
カチャ―…ッッ
ドアノブの回る音に反応し視線を扉にむけるとドアを開けた男と視線がぱちりと合わさる。
「「……ッッ……」」
(…何これ…?)
何故か不思議な感覚に囚われる。
目が合った男は銀髪の端正な顔立ちの男…でも何か他とは違う異様な雰囲気を纏った男。
…違う、それだけじゃない…
何故か…懐かしいような気がする。
前に会った…?いや、知らない。
今まで感じたことのない感覚、言い知れぬ気持ち。
暫く目線はそらさずただ何か異様な空気が漂う。
「…蒼?」
「…ッッ…あぁ、何でもない」
辰樹の言葉にハッとして視線を逸らせばその男に続き部屋に入る数人の男達。

