「大…雅様ッッ!!」 女たちの間を抜け屋上の扉に手をかけたとき不意に嗚咽混じりに叫ぶリーダーらしき女。 「そいつとはいてはいけません!!絶対に駄目ですっ!!」 「…はぁ?お前なんの了見でそれ言ってんの?」 「海炎の方達の…為を思って…ッッ」 「いい迷惑、不愉快なんだよね…君達」 うわっ…久々に大雅が本気で怒ってるとこ見たなぁ… 流石の女もそれっきり何も言わずただ泣き出した。 「…ほら、行くぞ」 「んー…」 今度こそ扉をあけ屋上を後にする。