もう一歩進もうとした時バンっと勢い良く屋上の扉が開きそこには大雅の姿。
「蓮南…やめとけ」
「ちょっとした遊びだよ」
「遊びにも限度があるだろ」
「ん?まあ次がないように…お灸だよ」
軽く言えば呆れた様子で溜息をつく大雅に軽く微笑む。
一応総長だし…舐められるのは癪だし。
まあこんな面倒事は嫌いだから二回目はないようにね。
殴ってないからいいと思うけどな。
「はぁ…まあ仕方ない、行くぞ」
大雅に腕を引かれ少しよろけながら歩きだしチラりと女をみれば真っ青な顔。
まあ死ななかっただけましだと思うけどね。

