「ほら、これ被れ」
ぽんっと投げ渡されたのは黒髪のヴィッグと黒のコンタクト。
「んー…やって洋君」
「仕方ねえなぁ…」
「兄貴でれでれすんな!!」
なんかよく分からないけど翔君に頭を叩かれていたけど……仲良いよなぁ……
「ほら…出来た!!黒髪も新鮮だな」
「おっ…これならわかんねえな!!」
何やら私の顔を見てぶつぶつ話してるけど…まあわかんないならいっか。
コンタクトも装着して…
「出来たっ」
「よし、じゃあ行くかっ!!」
扉を先に出た翔君に続いて出ようとすると不意に洋君に名前を呼ばれ立ち止まる。
「…いつでも遊び来いよ」
「……ッッ…うん、ありがと」
そう言えば少し微笑んでから部屋を後にする。

