薄い茶色の目に落ち着いた焦茶の髪の端正な顔立ちの男。
どっかで見たことあるような…ないような。
「…蓮南!!」
この声って確か――…
「洋君?」
そーだそーだ…確か洋君だ。
洋君こと、田野村 洋一(タノムラ ヨウイチ)海炎の二代目総長。
「てか普通先代のこと忘れんなよ!!」
「人とか覚えるの苦手ー…」
ぶつぶつ言っている洋君を無視してぼすんっとソファーに寝ころぶ。
「洋君が理事長かぁー…変なの」
「まあ親父の後継いだんだけどな」
ああ、そういえば洋君はお坊ちゃんだったっけな。
そんなことをぼんやり考えながら理事長室の大きい窓から空を眺める。
「…ねえ、担任って誰?」
「ああ、俺の弟…翔だよ」
「…副総長…」
洋君の弟であり二代目副総長、田野村 翔(カケル)君。

