「はい、出来上がり」


「サンキュ」


3分くらいして髪を乾かし終えたあたしはコンセントをはずして
もとにあったであろう場所に片つけた


時間を確認すると4時30分


どうしよう、このまま帰る?
ソウの熱も収まったし…

でも、ソウはまだ寝ていた方がいいからとりあえず寝室に連れていくかな?


「ソウ寝室いこう?」


ソウに言うとあたしの言葉通り寝室に向かってくれた
ソウの後を追って電気を消して寝室に入るともうベットに入るソウがいた


あたしは突っ立っているわけにもいかずとりあえずベッドを背に絨毯の上に座った


「マリ?」


「何?」


「そこにいるつもりか?」


「うん。」


他にいる場所もないし

時間がきたら学校もあるし一旦帰ろうかな?


「………」


「どうかした?」


ソウがいきなり起き上ったので思わず振り向くと
不意に腕を結構な力で引っ張られた