恋奏~love harmony~




「尚くん?」



「仲よさそうにジュエリーショップと高級すし屋に行った人です」


尚くんか。

ああ、なんか話が掴めてきた。




「そういうことか…」


これで、あの日ソウがどうしてあたしにソウから聞きそうもないことを聞いてきたのかも納得。



「説明してもらいたんですが。」



「分かったよ…」


説明も何もないんだけどな。



「説明する代わりに質問とかは最後にして。」


「分かりました。」



はあ、と一呼吸置いてあたしは簡単に説明することにした。


「尚くんはあたしの幼馴染兼婚約者。」


「はい?」


「質問はあと。」