ゆったりとした口調で戻ってきた純也さんは片手にオレンジジュースと緑茶の缶を器用にもっていた 「はいまりちゃん。 奏。」 あたしの前に持っていたオレンジジュースを置くとソウにはお茶の缶を投げ渡した 「まりちゃん、気兼ねなくいていいからね。 こいつのことは気にしないで。」 指を指しながら言う純也さん そっちの方を見ればちょっと不機嫌そうな樹がいた 「いいの?」 「もちろん」 「そうそう! こっちもまりちゃんが居てくれるなんて花があって楽しくなりそうだしな」 と、祐二さん。