「まりさん…でしたっけ?」 クリ―ム色の髪の人が聞いてきた。 目はくりくりしてるけどその容姿と似合わず敬語の口調には刺々しさが含まれている気がした きっとこの人が樹って人かな。 「はい。」 「敬語じゃなくていいですよ」 「は…うん、ありがとう。 なら、樹さんも」 「僕はいつもこれなんで。」 「はあ…」 なんだかとっつきにくい人だな 「まりさんは僕たちのことを御存じで?」 「うん、龍桜会だよね ここはそのたまり場ってソウから聞いてるけど…」