その沈黙に耐えられなくなったのか純也さんがソウに声を掛けた



「奏、お前本当に何考ええてんだ?

まりちゃんをこんなとこに連れてきて。」


「……別に。

ただ、まりをこれからも連れてくる」


「「「は?」」」


3人の声が重なった

あたしも声には出ていないけど今の3人と同じ顔をしているだろう

そんな中純也さんが諦めた様に話を変えた


「まりちゃん、何か飲む?」


なんだか気をつかわせているみたい…。


「ううん、気にしなくてもいいよ。」


「じゃあ、オレンジジュースあったから取ってくるよ。」


気遣わなくていいって言ったのに。


「ありがとう。」


純也さんが奥に言ったからまた沈黙になるかと思ったけどそうでもなかったみたい。